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Earn Out(アーンアウト)
アーン・アウト(Earn Out)とは、M&A取引の実効(クロージング)における対価支払に加え、クロージング時から一定期間内に、買収対象会社の業績指標等の目標の達成度合い等に応じて追加的な対価を支払う仕組み。
クロージング時に1回目の確定額の支払いを行い、残代金については一定の財務目標(純利益、売上高、営業利益、EBITDAなど)の達成度合いに応じて支払うといった方法があります。
アーンアウト条項のメリットは、売手側には、株式を売却後も経営に関与し、業績をあげればさらにキャッシュを手にすることができます。買手側は当初は少ない範囲で資金を出し、結果が出てから売手に追加の代金を支払うことができます。
デメリットとしては、売手側は買収資金を一度に受け取れないことなどがあります。
通常、買手企業のリスク軽減を目的で採用されることが多いです。

Tag Along right(タグアロング):売却参加権
タグアロング(Tag-along right)とは、株主が株式を売却する場合、他の株主も同じ条件で自身の持つ株式を同じ買手に売却できる権利のことです。
大株主が一度に多くの株式が売却すると株価が急落するリスクがあります。この場合、大量の売りを出した大株主が高値で株式を売却する一方で、少数株主が株価下落により一方的に被害を被る可能性があります。
そのような被害を防止するために、タグアロング条項を交わすことで、少数株主も大株主と同等の条件と価格で株式を売却でき、被害を少なく抑えることができます。

Drag Along right(ドラッグアロング):強制売却権
ドラッグアロング(Drag along right)は、ある株主が株式を売却する場合、他の株主も同じ条件で株式を売却しなければならないという強制売却条項です。
タグアロングとは逆に大株主を守る目的で条項として盛り込まれる場合が多くなっています。

匿名 さんが質問を投稿 2022年7月7日
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