インフォメーションレシオ
インフォメーションレシオが最も高いポートフォリオは、同時にシャープレシオも最も高いポートフォリオとなるため、投資家はインフォメーションレシオが最も高いアクティブ運用を選ぶことになり、インフォメーションレシオが最も高いアクティブ運用ポートフォリオは、リスク許容度にかかわらず、すべての投資家にとって最適(アクティブ)なポートフォリオとなります。
インフォメーションレシオは3つの要素で決定されます。
①IC(Information Coefficient):情報係数(IC)はマネジャーの運用能力・技量を測る指標です。ex-post ICRは、アクティブ・リターンと予想されるアクティブ・リターンの相関を測定するものである。
IC = 2(予想の正解率% ) − 1
②TC(Transfer Coefficient):ポートフォリオの各銘柄のアクティブ・ウェイトとアルファの相関係数のこと。マネージャーの予測がポートフォリオに反映された割合を現しています。制約のないアクティブ・ポートフォリオの場合、アクティブ・ウェイトは最適ウエイトと等しく、TC = 1となります。制約のあるポートフォリオの場合、TCは1より小さくなります。
③BR(Breath):マネージャーの1年間に行った独立した投資判断の回数
投資判断が独立しておらず、個々の意思決定に相関がある場合、
BR=N/{1+(N−1)r}
N = number of decisions
r = correlation between the decisions
Grinold rule
unconstrained portfolioの場合:TC=1
IR∗=IC√(BR)
E(RA)∗=IC√(BR)×σA
constrained portfoliosの場合
IR=(TC)IC√(BR)
E(RA)=(TC)IC√(BR)×σA
the optimal level of active risk (σCA*)
σCA∗=TC×(IR*/SRB)×σB
constrained portfoliosのシャープレシオ
SRCP=√(SRB^2+TC^2×IR*^2)