local currency
現地通貨はビジネスをする国の通貨です。
functional currency
事業活動上の主要な通貨をいい、企業が現金を稼いだり、支出する通貨です。機能通貨は、現地通貨である場合もあれば、他の通貨である場合もあります。
機能通貨の特徴
- 商品・サービスの販売価格に影響を与える通貨。
- 商品・サービスの販売価格を決定する競争力・規制が主に働く国の通貨。
- 人件費、材料費、その他のコストに影響を与える通貨。
- ビジネスで資金が生み出される通貨。
- 営業活動からの収入が通常保持される通貨。
presentation (reporting) currency
親会社が財務諸表を作成する際の通貨である。
functional currency と parent’s presentation currency が異なる場合、current rate methodを使います。
functional currency と parent’s presentation currencyが同じ場合、 temporal methodを使います。
子会社がハイパーインフレの環境で事業を行っている場合、U.S. GAAPでは、the functional currency を parent’s presentation currencyとして扱いtemporal method を使います。IFRSでは, 現在の為替レートを使って調整されます。
The current rate : 決算時の為替レート
The average rate : 平均の為替レート
The historical rate : 資産などを取得した日の為替レート
temporal method:
- Monetary assets and liabilities : current rateで計算。
- Nonmonetary assets and liabilities: 取得日の為替レートで計算。
- Common stock and dividends paid: 取得日の為替レートで計算。
- COGS, depreciation, and amortization expense :取得日の為替レートで計算
- All other revenues and expenses :期中の平均為替レートで計算。
- Remeasurement gains and losses は income statementに計上。
Current Rate Method:
- All income statement accounts : 期中の平均為替レートで計算。
- All balance sheet accounts :current rate (common stockのみ historical (actual) rate that applied when the stock was issued.)。
- Exposure:Net assets
- Dividends : the rate that applied when they were declared.
- Translation gain or loss : shareholders’ equity as a part of the cumulative translation adjustment (CTA).
Pure Balance Sheet and Pure Income Statement Ratios
分母分子ともに、バランスシートまたはインカムステート内の項目だけのレシオのこと。current rate methodはバランスシートとインカムステートはそれぞれ、分母分子が同じ為替レートとなるため、為替レートの影響を受けません。
- Pure Balance Sheet and Pure Income Statement Ratiosの比率は同じ。
- 外貨が下落している場合、通貨換算後の混合比率(分子に損益計算書項目、分母に期末貸借対照表項目を含む)は通貨返還前の元の比率より大きくなる。
- 外貨が高くなっている場合、通貨換算後の混合比率(分子に損益計算書項目、分母に期末貸借対照表項目)は、元の比率より小さくなる。
ハイパーインフレ
FASBによると、ハイパーインフレとは、3年間の累積インフレ率が100%を超える環境のことです。複利計算で年間インフレ率が26%以上が3年続けば、累積インフレ率は100%を超えることになりハイパーインフレと見なせます。