証券アナリストについて
証券アナリストは経済・財務・証券分析等の専門的な知識や分析技術を学ぶことができる資格です。金融機関での評価が高く、金融業界に就職したい人やキャリアアップをしたいと考えている人に最適な資格です。投資銀行や資産運用会社にとっては運転免許証のような資格で、早い段階で取得しておけば、投資銀行や資産運用会社で金融専門職としてのキャリアを築くことも出来るかもしれません。
【日本証券アナリスト協会】
https://www.saa.or.jp/cma_program/step/about/index.html
試験について
証券アナリスト試験を受けるにあたり、通信講座を受講しなければなりません。受講終了後に試験を受けることが出来ます。受講といっても教材が送られてくるだけなので、特に、何か宿題等が課されることはありません。
通信講座のテキスト自体は非常に詳しく書いてあるので、勉強になりますが、試験に合格するという目的であれば、市販の参考書を買うことをおすすめします。
証券アナリスト試験自体は1次試験と2次試験の2つの試験があります。1次試験は証券分析・ポートフォリオマネジメント、財務分析、経済の3つの科目を別々に受験することができます。1次試験は年に2回行われるため、1度目に1科目合格し2度目に2科目合格するなど自分のペースで合格すれば良いので、科目ごとに対策を立てれば決して合格難易度が高いことはありません。1度に3科目合格しても2回に分けて合格しても、2次試験は次年度となるため、合格までに必要な期間は変わりません。
2次試験は3科目同時に受験しなければならず、かつ、筆記試験となるため、1次試験と比較してまとまった勉強時間が必要になります。合格者の多くが口をそろえて言うのは「わからなくても、なんでも良いから書きまくった!」ということです。投資に絶対の理屈がないので、記述した論理が間違っていなければ何かしらの点が付いているのかもしれません。
年にもよりますが、証券アナリスト試験は1次試験2次試験ともに合格率は50%前後となっています。過去問と同じような問題が毎年6割程度出題されますので、過去問を重点的に解くとより早く合格に繋がるといわれています。特に一次試験はマークシート形式ですので、完全に理解していなくても正解が可能です。
電卓について
証券アナリスト試験での電卓は以下の制限があります。(2022年3月31日現在)
※必ず協会のHPなどで確認してください。
計算用電卓
※以下に該当する電卓は使用禁止です。
文章や公式を記憶させておき試験中に表示できるもの
通信機能があるもの
騒音を発するもの
※ 電卓の貸出しは一切していません。
※ 試験中に使用できる電卓は2台までです。
引用元:https://www.saa.or.jp/cma_program/cma1/test/tab02.html
通常の電卓でも計算は出来ますが、可能な限り、関数電卓などの機能性の高い電卓を使用することをおすすめします。関数電卓などを使えば、時間が有効に使えますし、入力した数字や式が表示されているので入力した数値の確認もしやすく計算ミスなどを減らすこともできます。関数電卓等の使い方に慣れていない人は、早いうちから使い方に慣れておいた方が良いでしょう。
以前は、協会が推薦する電卓に金融電卓が含まれていましたが、証券アナリスト試験においては金融電卓の方が関数電卓と比較しても遥かに有利です。NPV、IRR、キャッシュフローの計算なども数値を入力するだけで答えが出ますので、関数電卓で数式を作成し解く必要もありません。どのような電卓が使用可能なのか協会にご確認ください。
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